今回は千葉県夷隅郡、小湊鉄道・いすみ鉄道の上総中野駅を現地取材しました。
この記事では、上総中野駅の周辺の風景や治安などのデータを紹介します。

千葉の4市区町村に実際に住んだ私ことウパが、千葉県の全337駅を実際に現地調査してきました。
実地調査した結果と客観的な数字のデータを合わせ、
不動産屋さんだけでは分からない、街の生の雰囲気をお伝えします。
現地取材で撮影してきた上総中野の街並みの画像もご紹介します。
また、引っ越しに必要な手続きも網羅していますので、これから引っ越し予定のある方はこちらもご覧ください。
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Table of Contents
上総中野駅のアクセス
スマホからの検索によると上総中野駅からは、
千葉駅まで約1時間53分、五井までは約1時間15分というアクセス。
※参照しているデータはYahoo路線情報より一部抜粋
上総中野駅の周辺の治安はかなり良い
2021年の千葉県警察くらしの安全マップによると、上総中野駅の周辺の治安(犯罪発生傾向)は以下の通りです。
ひったくり | 発生なし |
車上ねらい | 発生月数0か月 |
自動車盗 | 発生月数0か月 |
侵入窃盗 | 発生月数0か月 |
※参照しているデータは千葉県警察くらしの安全マップより抜粋
【戸建て・分譲】上総中野での持ち家暮らしはアリ【注文住宅・土地探し】
上総中野は治安が良く、持ち家を建てる地域としてアリです。
持ち家購入は人生でもトップクラスに大切な買い物のひとつ。
充分に知識を蓄えて、勉強をしながら時間をかけて比較検討することをオススメします。
勉強方法としては、youtubeで複数の発信者の意見を参考にする、住宅展示場で見学してみる、住宅購入した知人の体験談を聞くなどが有効です。

持ち家をなんとなく検討しているならパートナーと一緒に住宅展示場を見学するのもオススメ。
どのハウスメーカーも、購入予定が近い将来でなくとも購入を急かさず、真剣に学んでくれ!というスタンスで説明してくれる。
無料のくせに基礎知識がかなり身に着くので、勉強に利用してやるくらいのつもりで行くとよい。
上総中野では賃貸は発見できず
キャッシュバック賃貸 で上総中野の近辺の賃貸を探しましたが、2022年夏時点では発見できませんでした。
コンビニ・スーパー・ドラッグストア・クリーニング・保育園の数は?
コンビニ | 0件 |
スーパー | 0件 |
ドラッグストア | 0件 |
クリーニング | 0件 |
保育園 | 1件 |
※半径約500mの徒歩だいたい10分圏内、ロケスマ、Yahooロコ、Googleマップ、現地調査で確認。
上総中野駅の風景
いすみ鉄道と小湊鉄道の乗り接ぎ駅である上総中野を訪問。
房総半島を横断するうえで通過されがちな上総中野駅前を散策して参りました。
素晴らしくシンプルかつ暖かい案内表示。
なんだか時計台のようなカワイイ駅舎。
小さいが自販機やポスト、植え込みが整然としていてgood
竹を手刀で斬ったような素晴らしきトイレ。
やはりこの路線のトイレは一筋縄ではいかない。
駅の入り口にもなる国道465号沿いには個人商店や住宅が見られる。
相変わらずスーパーは遥か遠いので、住むには車が超必須。
Twitter(エックス)での上総中野の様子
終点の上総中野に到着!
双方接続しているからか、乗り継ぎの乗客多し pic.twitter.com/cp5lpeHjCM— ㈲生麦くん@10/9浅草a! (@Hosho_OKAN) September 24, 2022
小湊鉄道の他の駅はこちら
上総中野駅(小湊鉄道・いすみ鉄道)
千葉のローカル鉄道・小湊鐡道の沿線は住むにも観光にも素晴らしい
1. 小湊鐡道沿線の住みやすさ
1.1 住みやすい点
自然豊かな環境
小湊鐡道の沿線は、千葉県の内陸部に位置し、田園や山々が広がる自然豊かな地域です。大都市からのアクセスも比較的容易でありながら、喧騒から離れた静かな生活を送ることができます。
- 養老渓谷周辺の里山風景や温泉地は、落ち着いた生活を求める人々にとって魅力的です。
- 自然環境を活かした農業や自給自足的な暮らしが可能です。
コストパフォーマンスの良さ
東京や千葉市など都市部に比べ、住宅や土地の価格が非常に低く、広々とした生活空間が手に入りやすいです。中古住宅やリノベーション物件も多く見られ、移住を考える人々に適したエリアです。
地域コミュニティ
沿線地域は伝統的な農村集落が多く、近隣住民との交流が盛んです。新規移住者に対しても比較的寛容で、地域イベントや農作業を通じてコミュニティに溶け込みやすい点も魅力です。
1.2 住みにくい点
交通の不便さ
- 小湊鐡道は運行本数が少なく、五井駅から他路線に接続する必要があるため、都市部への通勤・通学に時間がかかります。
- 特に終点の上総中野駅周辺では、自家用車なしでは生活が難しい地域も多いです。
買い物や医療の制約
- 沿線には大型商業施設が少なく、日常的な買い物は車での移動が必要です。
- 医療施設も限られており、高度な医療を受ける場合には千葉市や東京に出る必要があります。
2. 小湊鐡道沿線の観光地
2.1 主な観光地
養老渓谷
小湊鐡道沿線で最も有名な観光地の一つ。四季折々の自然が楽しめ、紅葉の季節には特に多くの観光客が訪れます。また、養老渓谷温泉郷では、宿泊や日帰り温泉を楽しむことができ、都心からのリフレッシュ旅行に最適です。
高滝湖
高滝湖は釣りやボートが楽しめるレジャースポットです。周辺には小湊鐡道の観光列車「里山トロッコ」のビューポイントもあります。
市原ぞうの国
動物園として有名で、特にファミリー層に人気があります。ぞうと触れ合えるアクティビティが豊富で、子どもたちに大人気の施設です。
大多喜城(千葉県立中央博物館大多喜城分館)
歴史愛好者に人気の観光スポット。大多喜町の城下町風景を楽しむことができ、武家文化や歴史を感じられます。
梅ヶ瀬渓谷
ハイキングや散策が楽しめる渓谷で、特に春や秋の風景は絶景です。
2.2 小湊鐡道の観光列車
観光列車「里山トロッコ」は、小湊鐡道の観光資源として非常に重要な役割を果たしています。自然豊かな景色をゆっくりと楽しめる列車は鉄道ファンや観光客に大人気で、沿線の地域活性化に貢献しています。
3. 小湊鐡道沿線の特徴と特色
地域の伝統
沿線地域は農業が盛んで、昔ながらの日本の農村風景が広がっています。また、伝統的な祭りや文化も色濃く残っており、地域住民が協力して守り続けています。
観光と地域の一体化
観光需要に応えるために、地域全体が協力してイベントやプロモーションを行っています。特に養老渓谷周辺では観光案内所や地元の特産品販売が積極的に行われています。
季節ごとのイベント
春の桜、秋の紅葉、冬の温泉シーズンなど、四季を通じて観光客を惹きつける取り組みが行われています。
4. 小湊鐡道沿線の特産物と有名なもの
地元農産物
- 米、野菜、果物など、地元の新鮮な農産物が特産品として知られています。
- 特に、梨やぶどうなどの果物が人気で、直売所も多く点在しています。
地酒
上総地域の良質な水を活かした地酒も有名で、観光土産として人気があります。
竹細工や工芸品
伝統的な竹細工や地元工芸品も特産品として広く知られています。
温泉水
養老渓谷の温泉水は美容や健康に良いとされ、多くの観光客が訪れる理由の一つとなっています。
5. 小湊鐡道の経営状況と廃線リスク
5.1 採算状況
小湊鐡道は地域の生活路線としての役割と観光鉄道としての役割を兼ね備えていますが、収益は観光需要に大きく依存しています。近年、鉄道の利用者数は減少傾向にあり、以下の要因が経営を圧迫しています:
- 利用者減少
沿線地域の人口減少や車社会の進展により、通勤・通学利用が減少。 - 維持費の増加
老朽化した設備や車両の維持費が経営の負担に。
5.2 廃線の可能性と存続の努力
廃線のリスク
現状では、地域住民の利用だけで採算を取るのは難しく、観光需要に依存せざるを得ない状況です。
- 少子高齢化の進行により、住民利用がさらに減少する可能性があります。
- 地域間競争の激化や、新型コロナウイルスの影響による観光需要の一時的な低迷も課題です。
存続のための取り組み
- 観光列車の運行拡大
里山トロッコの運行や特別列車イベントを通じて観光客を増やす努力を続けています。 - 地域との連携強化
地元の特産品や文化を活用した観光プログラムを展開。 - 補助金の活用
地域自治体や千葉県からの補助金を活用して、路線の維持に努めています。
6. 小湊鐡道の未来展望
小湊鐡道の存続には、観光と地域社会の一体化が鍵です。鉄道自体を観光資源とし、地域住民と観光客の双方に愛される存在であることが求められています。持続可能な観光戦略や地域の協力があれば、小湊鐡道は未来へ向けて新たな可能性を切り拓くことができるでしょう。
千葉のローカル鉄道・いすみ鉄道の沿線は住むにも観光にも素晴らしい
1. いすみ鉄道沿線の住みやすさ
1.1 住みやすい点
自然環境が豊か
いすみ鉄道は、千葉県南部の房総半島を走るローカル線で、沿線は田園風景や森林が広がり、自然が色濃く残るエリアです。都市の喧騒を離れ、のんびりとした田舎暮らしを望む人々にとっては非常に魅力的です。
- 田園風景と河川:いすみ川沿いの豊かな自然や、季節ごとの風景を楽しむことができます。
- 空気のきれいさ:都市部に比べて空気が澄んでおり、アレルギー症状が軽減されるという声もあります。
低コストな生活
沿線地域の土地や住宅の価格は、千葉市や東京などの都市部に比べて非常に安価です。広い敷地を持つ家を購入したり、畑付きの物件を借りたりすることが可能です。
コミュニティの温かさ
小規模な集落が多いため、住民同士の関係が近く、地域のイベントや祭りを通じてコミュニティに溶け込みやすい環境です。移住者を歓迎する地域も増えており、新しい生活を始めるには最適です。
交通利便性
大原駅でJR外房線に接続しているため、東京方面へのアクセスも可能です。都市部で働きながら、いすみ鉄道沿線で暮らす選択肢も現実的です。
1.2 住みにくい点
公共交通の利便性が低い
いすみ鉄道はローカル線のため、運行本数が少なく、移動には時間がかかります。また、列車の間隔が長いため、都市部のような利便性を期待するのは難しいです。
- 特に朝夕の通勤・通学時間以外は利用が少なく、自家用車が必須の生活になります。
医療施設の不足
沿線地域には大病院が少なく、高度な医療を受ける場合は千葉市や東京方面への移動が必要です。緊急時の対応が都市部ほど迅速ではないことが不安要素とされています。
買い物の不便さ
大型スーパーやショッピングモールが少なく、日用品や食品の購入は地元の小規模店舗か、車で移動して隣町の商業施設を利用する必要があります。
2. いすみ鉄道沿線の観光地
2.1 主要な観光地
いすみ鉄道の沿線には、地域の魅力を感じられる観光地が点在しています。
ムーミン列車
いすみ鉄道の観光資源として知られる「ムーミン列車」は、フィンランドのキャラクター「ムーミン」をモチーフにした観光列車です。親子連れや観光客に人気で、地域の観光誘致に大きく貢献しています。
大多喜城(千葉県立中央博物館大多喜城分館)
大多喜町にある大多喜城は、徳川四天王の一人、本多忠勝ゆかりの城として知られています。歴史的な建造物が好きな人にとっては見逃せない観光スポットです。
夷隅川と菜の花畑
春になると、沿線には菜の花畑が広がり、列車から眺める景色は絶景です。夷隅川沿いの風景も美しく、写真愛好家や観光客に人気です。
夷隅自然公園
自然を満喫できる公園で、ピクニックや散策に最適です。観光地としても地元住民の憩いの場としても利用されています。
2.2 季節ごとの観光イベント
- 春:菜の花祭り、桜の名所巡り。
- 夏:夷隅川での釣りやカヤック体験。
- 秋:紅葉狩りや収穫体験。
- 冬:温暖な気候を活かした地元野菜の直売イベント。
3. いすみ鉄道沿線の特徴と特色
3.1 地域産業と文化
農業の盛んな地域
沿線地域では米作りをはじめ、野菜や果物の栽培が盛んです。特にいすみ市では、地元産の食材を使った料理が観光客に提供されることも多く、新鮮な食材を楽しむことができます。
漁業も盛ん
外房エリアに近いため、鮮魚や海産物も地域特産品として人気があります。
3.2 いすみ鉄道の地域密着性
いすみ鉄道は地元住民の生活路線としてだけでなく、観光鉄道としても機能しています。地域の観光資源と連携し、イベント列車や特別運行など、観光需要に応じたサービスを展開しています。
4. いすみ鉄道沿線の特産物と有名なもの
米
いすみ市の米は高品質で知られ、地元だけでなく首都圏にも出荷されています。
地酒
地元の酒蔵が手掛ける日本酒は、観光土産としても人気です。
海産物
外房地域から新鮮な魚介類が供給され、沿線の飲食店では地魚を使った料理が楽しめます。
野菜や果物
地域で栽培された新鮮な野菜や果物が道の駅や直売所で販売されています。
5. いすみ鉄道の経営状況と廃線リスク
5.1 採算状況
観光需要が重要
いすみ鉄道は、通勤・通学利用者だけでは採算が取れないため、観光需要が経営の柱となっています。菜の花やムーミン列車などの観光資源を活用し、観光客を誘致していますが、収益は不安定な状況です。
地域支援の重要性
千葉県や沿線自治体からの補助金が路線維持の大きな助けとなっています。しかし、少子高齢化や人口減少が進む中で、長期的な存続には新たな収益モデルが必要とされています。
5.2 廃線リスク
いすみ鉄道の廃線の可能性は否定できませんが、地域と観光資源を活用した努力により、そのリスクを軽減しようとしています。具体的には以下の取り組みが行われています:
- 観光資源の活用
ムーミン列車や菜の花畑など、観光客を惹きつけるイベントを強化。 - 地域との連携
地元産品の販売や地域イベントとの連携を強化し、観光客に沿線の魅力を広めています。 - 新たな需要の創出
リモートワーク移住者をターゲットにした移住促進プログラムなど、新しい利用者層を開拓。
6. 結論と展望
いすみ鉄道は、地域住民の生活を支える路線であると同時に、観光資源として地域活性化の一翼を担っています。経営課題は多いものの、地域との協力による観光需要の拡大が鍵となり、廃線のリスクを乗り越える可能性があります。持続可能な鉄道経営と地域振興のモデルケースとして、いすみ鉄道の取り組みは注目に値します。
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