今回は千葉県市原市、小湊鉄道の上総久保駅を現地取材しました。
この記事では、上総久保駅の周辺の風景や治安などのデータを紹介します。
ウパ
千葉の4市区町村に実際に住んだ私ことウパが、千葉県の全337駅を実際に現地調査してきました。
実地調査した結果と客観的な数字のデータを合わせ、
不動産屋さんだけでは分からない、街の生の雰囲気をお伝えします。
現地取材で撮影してきた上総久保の街並みの画像もご紹介します。
また、引っ越しに必要な手続きも網羅していますので、これから引っ越し予定のある方はこちらもご覧ください。
上総久保駅のアクセス
スマホからの検索によると上総久保駅からは、
千葉駅まで約1時間2分、五井までは約39分というアクセス。
※参照しているデータはYahoo路線情報より一部抜粋
上総久保駅の周辺の治安はかなり良い
2021年の千葉県警察くらしの安全マップによると、上総久保駅の周辺の治安(犯罪発生傾向)は以下の通りです。
ひったくり | 発生なし |
車上ねらい | 発生月数0か月 |
自動車盗 | 発生月数0か月 |
侵入窃盗 | 発生月数0か月 |
※参照しているデータは千葉県警察くらしの安全マップより抜粋
上総久保では賃貸は発見できず
キャッシュバック賃貸 で上総久保近辺の賃貸を探しましたが、2022年夏時点では発見できませんでした。
コンビニ・スーパー・ドラッグストア・クリーニング・保育園の数は?
コンビニ | 0件 |
スーパー | 0件 |
ドラッグストア | 0件 |
クリーニング | 0件 |
保育園 | 0件 |
※半径約500mの徒歩だいたい10分圏内、ロケスマ、Yahooロコ、Googleマップ、現地調査で確認。
上総久保駅の風景
小湊鉄道の上総久保駅も、上総川間と同じく田園に囲まれている。
一日の利用者である12人(2020年時点)は、いったいどんな用事でこの駅を利用しているのか。
この駅を訪れた9月は銀杏のシーズンで、駅前の大きな銀杏の樹は銀杏爆弾を今や遅しとスタンバイしていた。
もうじき、この駅はクサぷーんな芳醇な香りに包まれることだろう。
駅前には公衆電話が設置されている。
毎月のケータイ料金や光電話料金に含まれるユニバーサルサービス料は、こういった公衆電話を維持するのにも使われている。
駅の待合スペースは昭和の香り溢れる雰囲気。
がっこーがダルい子がいるみたい。
学校は、行っても行かなくてもどっちでもいいんやで(暴言)
Twitter(エックス)での上総久保・小湊鐡道のクチコミ
小湊鉄道の他の駅はこちら
上総村上駅(小湊鉄道)
海士有木駅(小湊鉄道)
上総三又駅(小湊鉄道)
上総山田駅(小湊鉄道)
光風台駅(小湊鉄道)
馬立駅(小湊鉄道)
上総牛久駅(小湊鉄道)
上総川間駅(小湊鉄道)
上総鶴舞駅(小湊鉄道)
上総久保駅(小湊鉄道)
高滝駅(小湊鉄道)
里見駅(小湊鉄道)
飯給駅(小湊鉄道)
月崎駅(小湊鉄道)
上総大久保駅(小湊鉄道)
養老渓谷駅(小湊鉄道)
上総中野駅(小湊鉄道・いすみ鉄道)
千葉のローカル鉄道・小湊鐡道の沿線は住むにも観光にも素晴らしい
小湊鐡道の概要
小湊鐡道は千葉県市原市の五井駅を起点に、大多喜町の上総中野駅までを結ぶ非電化の地方鉄道です。総延長は39.1kmで、18駅を擁します。沿線には豊かな自然と歴史があり、観光鉄道としても親しまれています。運行本数は1時間に1本程度と少なく、沿線住民の生活路線であると同時に観光客の利用を多く見込んでいます。
1. 小湊鐡道沿線の住みやすさ
1.1 住みやすい点
豊かな自然環境
小湊鐡道の沿線には、千葉県の里山風景が広がり、都会の喧騒を離れて穏やかに暮らしたい人に適しています。特に自然に囲まれた生活を望む高齢者やセカンドライフを楽しみたい人に魅力的なエリアです。
地域コミュニティの強さ
沿線地域は人口が少ないため、住民同士のつながりが強く、アットホームな雰囲気があります。子どもや高齢者に優しい地域が多く、移住者も温かく迎えられる傾向があります。
土地や家賃の安さ
都市部に比べて地価や賃貸物件の家賃が安く、広い住居を安価に手に入れられる点も魅力です。特に市原市の郊外や大多喜町では、リーズナブルな価格で土地を購入できます。
1.2 住みにくい点
交通の不便さ
小湊鐡道の運行本数は1時間に1本程度で、都市部へのアクセスには車がほぼ必須です。また、終電が早い点も通勤や通学に不便を感じる要因です。
商業施設の少なさ
沿線には大型商業施設が少なく、日用品の買い物やレジャーには市原市中心部や千葉市などの大都市へ行く必要があります。
医療施設の不足
緊急医療や高度医療に対応できる病院が少なく、高齢者や子育て世帯には不安材料となることがあります。特に終点近くの上総中野周辺は医療施設へのアクセスが良いとは言えません。
2. 観光地と地域の特色
2.1 主要観光地
養老渓谷
小湊鐡道沿線随一の観光名所で、ハイキングや温泉を楽しむことができます。特に秋の紅葉シーズンは多くの観光客が訪れます。
高滝湖
釣りやボートが楽しめるスポットで、周辺には美術館やカフェも点在しています。自然とアートが融合したエリアです。
市原ぞうの国
五井駅からアクセス可能な動物園で、象との触れ合いが楽しめるため、家族連れに人気です。
里山トロッコ列車
観光列車として人気があり、沿線の美しい田園風景を眺めながらのどかな旅を楽しめます。
2.2 地域の特色
伝統的な農村風景
小湊鐡道沿線には里山や田園風景が広がり、都市化されていない千葉の原風景を堪能できます。
地域資源の活用
地元の農産物や伝統文化を活用したイベントや市場が定期的に開催され、地域経済の活性化にもつながっています。
観光鉄道としての役割
地元住民の日常利用だけでなく、観光目的での鉄道利用が地域の観光産業を支えています。
3. 特産物と有名なもの
新鮮な農産物
沿線の農地では高品質な米や野菜が生産されています。直売所や道の駅では新鮮な地元産の食材を購入することができます。
地酒
上総地方の清らかな水を使用した地酒は観光客にも人気があります。
温泉水
養老渓谷周辺の温泉地は観光の目玉であり、地域の特産物としても価値があります。
竹細工や地元工芸品
小湊鐡道沿線では伝統的な工芸品が生産されており、観光客向けに販売されています。
4. 小湊鐡道の経営状況と廃線の可能性
4.1 採算状況
小湊鐡道は地元住民の利用だけでは収益を上げるのが難しく、観光需要に大きく依存しています。
- 観光収入
里山トロッコ列車や観光イベントによる収益が路線全体の収益の多くを占めています。 - 補助金の依存
千葉県や市原市、大多喜町などからの補助金や支援に頼っている部分が多いです。
4.2 廃線の可能性
存続が可能な理由
- 観光鉄道としての価値
小湊鐡道は鉄道ファンや観光客に高い評価を得ており、特に紅葉シーズンやイベント列車には多くの人が訪れます。 - 地域と一体化した運営
地元住民や自治体の支援が強力であり、廃線反対の声も大きいです。 - 持続可能な観光戦略
地元の観光地との連携を強化し、鉄道利用を促進する取り組みが進んでいます。
廃線のリスク
一方で、以下の課題を解決しなければ廃線のリスクは排除できません:
- 人口減少による利用者の減少
- 自動車利用の拡大に伴う鉄道離れ
- 観光需要が想定以下の場合の収益減少
5. 小湊鐡道の将来と地域社会への影響
小湊鐡道の将来は観光客の誘致や地元経済の活性化と密接に関係しています。持続可能な観光戦略を採用し、地元と一体となった運営を続けることで、廃線のリスクを抑えられるでしょう。また、沿線地域に住む人々の生活を支えるだけでなく、観光産業としての重要性をさらに高めていくことが求められています。
総じて、小湊鐡道沿線は住みやすさと観光の魅力が共存する地域ですが、経営的な安定性を確保するためには地域住民と観光客双方のニーズを満たす努力が必要です。
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