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1. 葛西駅周辺の住みにくいポイント
1-1. 東西線の混雑が非常に激しい
葛西駅を通る東京メトロ東西線は、朝夕の通勤ラッシュ時に全国でもトップクラスの混雑率を記録する路線です。
特に、朝の上り(大手町・日本橋方面行き)では、電車がホームに到着した時点ですでに満員であり、駅員が乗客を押し込む場面も日常的に見られます。
これにより、
- 通勤通学時に非常に大きなストレスを感じる
- 遅延や運行見合わせが発生しやすく、時間通りに行動できないことがある
- 満員電車による体力的、精神的な負担が大きい
といった問題が日常的に発生しています。時差出勤やテレワークを活用できる人でないと、葛西駅からの通勤はかなり辛く感じる可能性があります。
1-2. 大通り沿いの交通量が多く騒音が気になる
葛西駅周辺には、環七通りや清砂大橋通りといった幹線道路が通っており、交通量が非常に多いエリアがあります。
そのため、駅近物件や大通り沿いのマンションでは、
- 車の走行音
- 深夜早朝のトラックの騒音
- 緊急車両のサイレン音
などが気になるケースが少なくありません。特に神経質な人や静かな環境を重視する人にとっては、大きなストレス要因となるでしょう。
1-3. 浸水・洪水リスクがある
葛西エリアは地形的に低地に位置しており、近くには江戸川や旧江戸川、東京湾があるため、台風や大雨による浸水リスクが比較的高い地域です。
江戸川区が発行しているハザードマップでも、葛西周辺は浸水想定区域に含まれている箇所が多くあります。
これにより、
- 大雨や台風時には道路冠水の可能性がある
- 災害時には避難指示が出るリスクがある
- 浸水リスクを考慮した物件選びが必要になる
といった注意が必要です。特に一階住戸を選ぶ場合や車を所有している場合には、対策を考えるべきポイントです。
1-4. 一部の地域で道幅が狭く、交通の危険がある
葛西駅周辺は再開発が進んでいる一方で、古くからの住宅街も多く残っています。こうしたエリアでは、道幅が非常に狭く、歩行者と車両がすれ違うのも困難な場所もあります。
特に、
- 子供の通学路
- 自転車通行
- 夜間の歩行
には注意が必要であり、安全面に不安を覚える人もいます。江戸川区としても歩道整備などを進めていますが、まだ全域には行き届いていないのが現状です。
2. 葛西駅周辺の治安に関する問題点
2-1. 軽犯罪や自転車盗難が発生する
葛西駅周辺は基本的にファミリー層が多く治安は悪くないと言われていますが、駅周辺や繁華街では軽犯罪や自転車盗難が散発的に発生しています。
とくに、
- 無施錠の自転車の盗難
- 酔っ払いによるトラブル
- 若者同士の小競り合い
といった比較的軽微な犯罪が報告されています。駅から離れた住宅地では問題は少ないものの、駅前の繁華性が高いエリアでは注意が必要です。
2-2. 夜間の一部エリアで人通りが減る
駅周辺は人通りが多く明るいですが、駅から少し離れた住宅街や川沿いのエリアでは夜間に人通りが減少します。
そのため、
- 帰宅時間が遅い場合に不安を感じる
- 街灯が少ない路地では防犯面に注意が必要
といったリスクが生じます。特に女性や子供のいる家庭は、物件選びの際に帰宅ルートの安全性も確認しておくべきです。
2-3. 近年の人口増加による地域コミュニティの希薄化
葛西エリアは近年、マンション建設が進み人口が急増しています。この結果、古くからの住民と新しい住民の間で地域コミュニティが希薄化している部分も指摘されています。
これにより、
- ご近所付き合いが希薄で助け合いの機会が減少
- 防犯意識が地域全体で薄まる可能性
- 災害時の助け合い体制が十分でない場合がある
といった懸念があります。防犯のためにも、地域の活動(町内会、防災訓練など)に積極的に参加する意識が求められるエリアです。
3. まとめ
葛西駅周辺は、交通アクセスや生活利便性が高く、全体としては非常に住みやすいエリアです。
しかし、細かく見ていくと、
- 東西線の激しい混雑
- 交通量の多さによる騒音
- 浸水リスク
- 軽犯罪や夜間の人通りの少なさ
といった注意すべきポイントが存在します。
これらのリスクは、事前にエリア選びを工夫したり、防犯対策・防災意識を高めることでかなり軽減できるため、住む際には十分な下調べと準備が重要です。
特に、駅徒歩圏内でも住宅街寄りのエリアを選ぶ、防犯対策がしっかりした物件を選ぶ、災害リスクを考慮した住まい選びをすることが、葛西で快適に暮らすためのポイントとなります。
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