めじろ台駅(東京都八王子市)の周辺は、静かで落ち着いた住宅地として高い評価を受けている一方で、実際に住んでみると人によっては不便さや課題を感じることがあります。また、治安に関しても大きな問題はありませんが、完全に無視できるわけではありません。
以下に、**めじろ台駅周辺の「住みにくいポイント」および「治安上の注意点」**を詳しく解説します。
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◆ 住みにくいポイント
1. 商業施設・娯楽施設が少ない
めじろ台駅前には最低限の買い物施設(スーパーやドラッグストア)はあるものの、大型商業施設や娯楽施設はほとんどありません。
- ショッピングモールやファッション系の店舗が近隣に少ない
- 外食チェーンやカフェの選択肢が限られ、夜遅くまで営業する飲食店はほぼない
- 若者や単身者にとっては物足りなさを感じる可能性が高い
2. 坂道やアップダウンの多い地形
めじろ台周辺は丘陵地帯に開発されたエリアのため、坂が多い地域でもあります。
- 高齢者や子育て世帯にとっては、日常的な移動がやや負担
- 自転車移動には不向きな場面がある
- 大雨や雪の日には滑りやすくなる場所もある
3. 都心へのアクセスはやや時間がかかる
めじろ台駅から新宿まで、京王線で直通でも50分前後かかります。
- 通勤時間帯には乗り換えが必要な場合もあり、時間が読みにくい
- 特急や準特急は停車しないため、速達性に欠ける
- 高尾駅や京王八王子駅への移動も、電車やバスを使う必要がある
4. 夜間は非常に静かすぎる
治安が良いことと表裏一体ですが、夜になると人通りが極端に少なく、店舗もほとんど閉まるため、不安を感じる人もいます。
- 駅周辺は夜遅くなるとかなり閑散とする
- コンビニや明るい店舗が少なく、防犯上の安心感に欠ける場面もある
5. 新しい施設や街の更新が少ない
駅周辺は1960〜70年代に開発された住宅地のため、古い建物や商店街が多く、全体的にレトロな雰囲気があります。
- 建物の老朽化が進んでいる場所もある
- 駅舎や歩道、公共施設の一部に時代遅れ感が残っている
- 若年層や新しい生活スタイルを求める人にはやや不便
◆ 治安に関する注意点
めじろ台駅周辺は、基本的に治安が良好とされる地域ですが、以下のような局所的・状況的なリスクは把握しておくと安心です。
1. 夜間の人通りの少なさ
非常に静かな住宅街であるため、夜になると通行人がほとんどいなくなる場所が多いです。
- 駅から住宅街へ向かう道は、街灯が少ない場所も一部存在
- 特に女性の一人歩きや子どもの帰宅には注意が必要
- パトロールや防犯カメラの数は増えてきているが、物理的に「目」が少ない
2. 一部エリアでは空き家や放置住宅がある
八王子市は市全体として空き家問題を抱えており、めじろ台も例外ではありません。
- 古い住宅地の中には、管理が行き届いていない空き家が点在
- 空き家があると、防犯上の死角や不審者の潜伏リスクになることがある
3. 駅周辺の防犯対策は限定的
めじろ台駅は小規模な駅で、駅員の常駐時間が限られているほか、周辺の防犯インフラ(カメラ、交番など)も必要最小限にとどまります。
- 駅構内での不審者対応などが即座に行われにくい
- 夜間に何かあった場合、駅近くでの即時の通報手段が限られる
◆ まとめ
以下の表に、めじろ台駅周辺の「住みにくさ」と「治安面での留意点」をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
商業利便性 | 大型施設や娯楽店が少なく、若年層にはやや不便 |
地形の特性 | 坂道が多く、高齢者や子どもには移動がやや大変 |
アクセス面 | 新宿や都心へは50分前後、速達性は低い |
夜間の雰囲気 | 非常に静かで人通りが少ないため不安を感じる人も |
空き家問題 | 一部に管理が行き届かない物件があり、防犯面での死角に |
防犯体制 | 駅規模が小さく、防犯インフラの整備は最小限 |
総評
めじろ台駅周辺は「安全で穏やかな生活」が魅力ですが、利便性や夜間の安心感には一部課題があります。住む人のライフスタイルによっては、「のんびりしすぎて退屈」「通勤が不便」「夜が静かすぎて不安」といった声もあるため、実際に現地を訪れて、通勤路・生活圏・夜の雰囲気を体験してからの住まい選びをおすすめします。
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