東京都稲城市の京王線「稲城駅」周辺の住みにくいポイントと治安面での懸念について、客観的な視点から詳しく解説します。
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住みにくいポイント
1. 商業施設や店舗の少なさ
稲城駅周辺にはスーパー(いなげやや小規模な食品店)などが点在していますが、大型ショッピングモールやデパートのような施設はありません。日常の買い物には問題ありませんが、多様な買い物や外食を楽しみたい人にとってはやや不便と感じる可能性があります。
また、外食チェーンやカフェの数も少なく、仕事帰りに気軽に立ち寄る場所が少ないという声もあります。
2. 都心へのアクセスにやや時間がかかる
京王相模原線を利用して新宿に向かう場合、調布駅での乗り換えが必要なケースが多く、所要時間は約35~45分。急行も停車しますが、ラッシュ時の混雑や遅延リスクもあるため、都心通勤のストレスを感じる人もいます。
3. 坂道の多さと高低差のある地形
稲城駅周辺は多摩丘陵の一部に位置しており、坂道が多く、高低差のあるエリアです。自転車での移動やベビーカー・高齢者の歩行には負担になることがあります。駅から住宅地へは登り坂になる場所が多く、特に雨や雪の日には移動がしづらいという声もあります。
4. 娯楽施設の不足
カラオケや映画館、大型ジム、書店などの娯楽施設は近隣にほとんどなく、娯楽や遊びの選択肢は乏しいです。休日に遊びたい場合は、立川、多摩センター、町田などのエリアに出る必要があり、移動時間と手間がかかります。
5. 夜間の人通りが少ない
駅前でも、日が落ちると人通りが一気に減少します。居酒屋や深夜営業の店も少なく、20時以降は閑散とした印象を受ける地域もあります。一人暮らしの女性や帰宅時間が遅い人にとっては不安に感じる場面もあるかもしれません。
治安の問題点
1. 治安自体は良好だが「油断は禁物」
稲城市全体としては東京都内では比較的犯罪発生率が低い市の一つです。空き巣や自転車盗難などの軽犯罪がたまに発生する程度で、大きな事件は非常に少ない傾向です。
ただし、注意すべきポイントもあります。
2. 街灯が少なく暗いエリアが点在
駅から少し離れると、街灯が少ない住宅地や公園沿いの道が多く、夜間に一人で歩くには心許ない場所もあります。特に坂道や見通しの悪いカーブ付近は視界も遮られやすく、防犯上の不安要素になります。
3. 駅周辺の交通量と歩道の狭さ
稲城駅の南北を結ぶ道路は車通りが多く、歩道が狭い箇所では接触事故のリスクが高まります。とくに通学路や夜間の通行時には注意が必要です。スピードを出す車もあるため、子ども連れの家庭や高齢者にとっては危険を感じることもあるでしょう。
4. 稲城長沼駅との位置関係による混在
近隣の「稲城長沼駅」(JR南武線)周辺と行き来する人も多いため、広域的に見れば多少の犯罪が分散していることも考えられます。駅間にかかる高架下や線路沿いの歩道では、人目の少ない空間があり、防犯意識が問われます。
総括
「稲城駅周辺」は自然が豊かで住宅街としての魅力が高く、治安も概ね良好ですが、以下の点が住みにくさにつながることがあります。
- 商業や娯楽の利便性の低さ
- 坂道や夜間の暗さ
- アクセス時間の長さや交通面の不安
大きな治安の問題はないものの、地域によっては夜道の暗さや人通りの少なさが不安材料となるため、住む場所の選定には慎重さが求められます。
防犯意識を持ち、立地や交通の利便性を踏まえて生活スタイルと合っているかを確認することで、快適に暮らせる地域です。
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