東京都世田谷区の京王線・桜上水駅周辺は、基本的には住みやすいエリアですが、住む人のライフスタイルや価値観によっては「住みにくい」と感じる点もあります。また、治安面で気になる部分もゼロではありません。以下にその住みにくいポイントと治安の問題点について詳しく解説します。
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■ 桜上水駅周辺の住みにくいポイント
1. 商業施設が乏しく買い物の選択肢が少ない
駅前に小規模なスーパー(京王ストア)やコンビニ、個人経営の飲食店はあるものの、大型商業施設やショッピングモールがなく、買い物にやや不便です。
- 日常品の買い物には困らないが、洋服・雑貨・家具などの購入には明大前や新宿まで出る必要がある
- 飲食の選択肢も限られており、外食派にはやや物足りない
2. 駅の利便性が中途半端に感じられる場合も
桜上水駅は各駅停車・快速の停車駅であり、特急や準特急が停まらないため、都心へのアクセスは一見良さそうでも少し不便に感じることもあります。
- 通勤・通学時間帯は電車の混雑が激しく、座れないことが多い
- 明大前での乗り換えは便利だが、ラッシュ時はホームも混雑しやすい
3. 坂が多く、自転車移動に向かない地域もある
駅の南側を中心に坂が多く、特に高齢者や自転車移動をメインにしている人にとっては負担になる場合があります。
- 住宅街に入ると傾斜が急な場所があり、雨の日などは危険
- 電動自転車がないと移動が不便に感じることもある
4. 賃料・物件価格がやや高め
世田谷区の住宅地ということもあり、賃貸物件の相場や分譲マンションの価格が他の京王線駅に比べて高めです。
- ワンルーム・1Kでも月8万円以上する物件が多い
- 築年数の新しい物件は特に割高感がある
■ 桜上水駅周辺の治安の問題点
基本的には治安の良い地域ですが、以下の点で注意が必要です。
1. 自転車・バイクの盗難
住宅街であることと、学生が多く出入りすることから、駅周辺や住宅地の駐輪場での盗難が時折報告されています。
- 鍵を二重にかける、防犯カメラ付きの駐輪場を選ぶなど対策が必要
- バイク利用者もチェーンロックなどをおすすめ
2. 夜間の騒音・マナー問題(学生や若年層)
近隣に日本大学文理学部があるため、学生が多く、深夜の騒ぎや飲酒後のマナーの悪さが指摘されることもあります。
- アパート・マンションによっては隣室の騒音が気になるケースも
- 駅周辺に小規模な居酒屋がいくつかあるため、帰宅時間帯のにぎやかさが気になる人も
3. 路地や暗がりが一部にある
駅の裏手や住宅街の一部には街灯が少ない場所や見通しの悪い小道もあり、夜間の一人歩きに不安を感じることもあります。
- 特に女性の一人暮らしでは、帰宅ルートの確認と防犯意識が重要
■ 総評
桜上水駅周辺は、落ち着いた環境と都心へのアクセスの良さを併せ持つ住環境に優れたエリアですが、利便性や静穏性を重視する方にとっては、「物足りなさ」「やや不便さ」を感じる場面があるのも事実です。
また、治安面は総じて良好ですが、**軽微なトラブルやマナーの問題は「ゼロではない」**ため、住むエリアや物件選びには一定の注意が必要です。
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