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1. 南砂町駅の住みにくいポイント
1-1. 東西線の混雑が非常に激しい
東京メトロ東西線は都内でも屈指の混雑路線です。
特に南砂町駅は大手町や日本橋といったビジネスエリアへ直通でアクセスできるため、朝の通勤ラッシュ時には乗車率200%を超える混雑が常態化しています。
ドア付近では身動きが取れず、ストレスや体調不良を訴える人もいます。
また、頻繁に遅延や間引き運転が起きるため、安定した通勤・通学を望む人には不向きと感じられる可能性があります。
1-2. 海抜ゼロメートル地帯で水害リスクがある
南砂町を含む江東区の東部は、東京都の中でも地盤が非常に低い「海抜ゼロメートル地帯」として知られています。
大雨や台風による内水氾濫・高潮・津波などの災害リスクが他の地域に比べて高い傾向があります。
実際にハザードマップでは、南砂町一帯が浸水想定区域に含まれており、住宅地でも床上・床下浸水の可能性があるため、防災対策が不可欠です。
1-3. 駅の改良工事中で利便性が一部制限されている
2025年頃まで、南砂町駅は大規模な改良工事が実施されています。
現在は2面2線のホーム構造ですが、これを2面3線に改良する計画が進行中です。
そのため、一部の出入口や通路が制限されており、乗降に不便を感じる人もいます。
工事の影響で騒音や振動も発生することがあり、駅周辺の住環境に一時的な影響が出ている可能性もあります。
1-4. 商業エリアがやや限られている
「スナモ(SUNAMO)」を中心とした大型ショッピングモールはあるものの、駅周辺の商店街や飲食店はそれほど多くありません。
外食のバリエーションを重視する人にとっては、やや物足りなさを感じるエリアです。
また、夜遅くまで営業している店舗も少なく、仕事帰りに立ち寄れる飲食店やスーパーの選択肢は限られます。
1-5. 一部エリアの雰囲気がやや殺風景
南砂町は再開発で新しい街並みが形成されつつある一方、元々の工場地帯や倉庫街、広大な空き地が残っているエリアもあります。
場所によっては街灯が少なく、夜になると人通りが極端に減るため、防犯上不安を感じるケースもあります。
殺風景な街並みや、閑散とした雰囲気が苦手な方には向かないと感じるかもしれません。
2. 治安に関する問題点
2-1. 軽犯罪(自転車盗難など)が発生する
江東区全体としては都内でも治安は良い部類に入りますが、南砂町周辺でも自転車盗難や空き巣、万引きなどの軽犯罪が一定数報告されています。
特に駅周辺の駐輪場やスーパー前の駐車エリアでは、鍵をかけていても盗難に遭うケースがあるため注意が必要です。
2-2. 夜間の人通りが少ない場所がある
駅から徒歩10分以上離れたエリアや、旧工業地帯、倉庫街周辺は夜になると非常に人通りが少なくなります。
街灯が設置されてはいますが、暗く見通しの悪い道も多く、特に女性の一人歩きには注意が必要です。
また、マンション建設によって急速に人口が増えた地域では、コミュニティがまだ形成されきっていないため、近隣住民とのつながりが薄くなりがちです。
2-3. 通学路や児童公園に不審者情報が出ることもある
南砂町駅周辺は住宅地やファミリー向けマンションが多く、小学校や保育施設も豊富です。
しかし、江東区内では時折、通学路や児童公園付近で不審者の目撃情報や声かけ事案が報告されることがあります。
決して犯罪発生率が高い地域ではありませんが、子育て世帯は定期的に防犯情報をチェックし、防犯ブザーや見守りサービスの活用が推奨されます。
まとめ
南砂町駅周辺は、再開発によって住みやすさが向上している一方で、以下のような住みにくさや治安上の懸念も存在します:
- 通勤ラッシュ時の東西線の混雑
- 水害リスクの高い海抜ゼロメートル地帯
- 駅改良工事による一時的な不便さ
- 商業施設や外食の選択肢の少なさ
- 夜間の人通りが少ないエリアの存在
- 自転車盗難など軽犯罪の注意点
- 不審者情報の出る可能性
とはいえ、これらを踏まえた上で防犯意識を持ち、物件や地域を慎重に選べば、安全かつ快適に暮らすことは十分可能です。
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